あれから9年がたちました
バリのテロ。。。
丁度、私が滞在していた10月12日はテロがあった日でした。
モニュメントの前にも沢山のオハナが添えられていました。

私の部屋のお隣さんは、千葉から来た方で、千葉のサーフショップのオーナーさんでした。
ちょっと、お話する機会があったのでテロの事を聞きました。
9年前のその日も、彼はこの宿に宿泊していたそうです。
「最初は電気がパッと消えたんだ。そのあと2回凄い勢いで揺れて、初めは地震かと思ったよ」
爆風で宿が揺れたそうです。部屋の窓も爆風で割れたそうです。爆発があった場所から宿までは
結構、離れています。でもそれだけ、威力が強かった。
「爆弾だ!」
とみんな空を見上げたそうです。飛行機から爆弾が降ってきたとみんな思ったそうです。
情報は何も入ってこなく、ただ憶測だけが飛び回っていました。
51は日本人が多く泊っている宿だから、誰かが、どさくさに紛れて襲ってくるかもしれない、
宿のスタッフは
「大丈夫!何が何でも守ります!」
と急いで門を閉め、日本人客は貴重品だけ持って1つの部屋に集まり、部屋に鍵をかけてじっとしていたそうです。
真っ暗闇のなか、爆発の炎の明かりだけが辺りを照らしていました。それはとてつもない恐怖だったそうです。
情報も何もなく、ただ、ただ 恐怖と闘いながら朝が来るのを待っていたそうです
そんな話を聞いて、改めてテロの恐怖を感じました。凄い話を聞いてしまったと。。。
丁度、前の日に、バリで大きな地震があり、ちょっと身の危険を感じてたせいか
その夜は怖くて、全然寝れませんでした。
彼は3月11日のあの地震も経験されたそうです。
千葉にある家もサーフショップも全て津波に流されてしまったそうです。7mの津波でした。
彼は、言っていました。
「どんなことがあっても、また必ずバリに戻ってくる。そうやって自分に言い聞かせて頑張っている」
「君も頑張って、またバリに来なさい」
と・・・・
バリとはそういう場所。また帰って来たくなる場所。
今回、無理してでもバリに行ってよかったです。一人でじっくり、いろんな事を考え
いろんな話を聞いて。
自分の人生とは?どう生きるべきか?なんとなく答えが見つかった気がしました。
今回の旅で出会ってくれたみなさんありがとう。そして世界が平和でありますように・・・